夜に踊れば星が見えるだろう
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みなさんごきげんよう。
わたしはごきげんよ。
ずっと前に、文章力は楽器と同じだから毎日練習しないと鈍るんだよと黒川が言っていたのを思い出して日記をつけることにした。
こういうチャレンジは以前にもしたことがあって、しばらく続けていたが書くことがなくて結局続かなかった。あの文章たちはどこに行ったんだっけ。きっと目も当てられないひどい文章だったんだろうなぁ。自分のことを冷静に見るのはいつも難しいから。
相変わらず私はずっと別の誰かになろうとしている。
ずっと自分じゃないみたいだと思っている。自分の体から考えから何から何まで、これは誰かに着せられた着ぐるみのような気がしている。あぁあの帰り道の通りかかった乗用車で連れさられた心のクローゼットでちっちゃい私が泣いている。泣いちゃおうかな。