影をひろいあつめて

毎日一言日記

寂しくない10

日々をこなしていると思考が平坦になっていく気がする。新しい単語は覚えていない。毎日脳細胞を増やす事は私にとって億劫極まりなくて、逃げる事を美しいことのように言ってしまえば「生きることで精一杯」が正しい。精一杯な人はたくさんいる。ボロボロのカウボーイハットの上にドロドロに汚れたニューヨークヤンキースのキャップを乗せた意味わかんない装いのタガが外れたジイさんは「オレの人生は薔薇色だ、靴が塊を荒野に運ぶ!おかしなことばっかだろ、だからIOCヤンキースに色目を使う。」と叫んでいた。若者は路上で宴をしていた。無理しなくてもいいじゃん、薔薇色の人生なんかどこにもないよ。水が全部を浄化する。昔のこともこれからのことも。


歩きながら書いている文章と座りながら書いている文章はリズムが違う。歩いている時の文章は「.../_::…/_::」って感じで、座ってる時の文章は「__<<°__」って感じ。カフェで書くとカフェみたいな文章になる。悔しい、もう少し格好良く言いたいのに。この文章はsia聴きながら書いた。


昔に撮った写真たちを見ていたら眩しくて泣けてきた。なにもかもあの頃と一緒のことはない。iphoneでも写真は撮れるけれど、やっぱりセンサーがでかいカメラとは違うと思う。上位下位とかじゃなくて、目的の話。


最近は人間iiなちゃんに勧められてガンダムを見ている。小さいところから大きなところまで体系的に見られるようにカリキュラム(笑)を組んでくれたので、劇場版の3部作を見たときにはみんな死んじゃってすごく悲しくなった。人が死ぬって悲しいよね、物語の中だろうけど、昔から知ってるんだもん。


持ってるとか持ってないとかもうやめにしよう、アタシたちはみんな人間だよ、って思いたいと思ってから何百年経ったんだろう。でもそんなのは都合が良すぎる。私たちは形があるから湖みたいに均したりはできないじゃん。でも頭良くなりたいから本はできるだけ読んでる。傘は持っていないけど、雨の日の図書館って良いですよ。本のある空間が膨張して迫ってくる。ここで眠ったら柔らかいだろうなと思う。死んだら一緒になろうね。